腎臓とは体を正常な状態に保つはたらきをもつ大切な臓器です。そのため腎臓がひどくダメージを受けることで命に関係する病気へと発展します。
その大切な腎臓という臓器はどのような仕事をしているかまずみてゆきましょう。
腎臓は血液を濾過して老廃物(体内で生成された代謝産物で生体にとって不必要となったもので、尿素・クレアチニンなどの含窒素有機物、種々の有機酸・無機塩など)や有害物質・塩分や水分などを尿として体の外へ排泄してくれています。
腎臓は塩分と水分の排泄などのコントロールにより血圧にも関係しています。
体に必要な栄養を再吸収し、体内に留める働きをしています。
血液から水分をこし、必要な成分は99%再吸収します。例えばカリウムであれば、血管から腎臓へと小さい細い管を通って行くのでその時に重要なミネラルや必要な水分などを再吸収し、要らない部分、余った部分は体の外へ出していきます。
この「こし器」がネフロン(しきゅうたい)という部分で行われます。
腎臓は、肺と同じく2つある臓器です。人間の体には、重要な臓器ほど予備がありますが、心臓のように重要でも1つしかない臓器もあります。重要な臓器ほど余裕を持った能力を備えています。腎臓の場合は、その予備能力を高めるために、1つではなく2つで身体を支えています。
実際に腎臓の予備能力は高く、日頃使用している機能は、腎臓全体の25%くらいといわれています。逆に言うと腎臓が悪くなり血液検査で数値に異常が出た時には、腎臓の4分の3が破壊されているという深刻な状態と言えます。
そのため腎臓の数値が血液検査で上がってきた場合は、すでに腎臓の症状も相当に進んでいるといえます。そのため、そこから対策や治療を行ってもなかなか体を維持することが難しい訳です。
この段階からできることは、毒素をだしやすくし、体が破壊されない毒素のレベル保ち、できるだけ腎臓の機能の低下を抑え、機能を維持していけるかということになっていきます。
腎臓の疾患としては、
などがあります。
ただ、実際に愛犬が一番多い腎臓の病気は、多くの場合、慢性腎炎です。そして、それが悪化して腎不全となることが命に関わる重大な問題といえます。
腎臓の機能をみる血液検査の数値として見ていくのが「BUN(血中尿素窒素)」です。BUN量が多くなっていると腎臓の機能低下を疑います。
BUNよりさらに重要なのが「クレアチン(CRE)」という数値です。クレアチニンも体内の老廃物で、この濃度が高くなっていっているようであれば腎臓病と診断します。ただ、手術後などは一時的に高い数値となりますし、血流が大きく低下した時にもクレアチニンは上がることがあります。
獣医師は、いろいろな状況から原因が腎臓なのか、心臓などの循環器障害が問題なのかを総合的に診断していきます。さらに、カリウムやリンの数値なども確かめながら診てゆきます。
余分なリンは排泄しなくてはいけないのですが、腎臓の数値が悪くなると排泄が不十分となり、リンの値が高くなります。カリウムの値も腎臓が悪くなると異常値となることが多いです。カリウムは高くなりすぎると心臓が停止してしまうため適切な管理が必要す。
ナトリウム、リンなどは、腎臓などが弱まってくると余分なものがだせなくなります。
腎臓の数値ですが、血液検査でBUNの値が25よりも超えてくると悪いと判断します。
もっとも重要な腎臓数値はクレアチニン(CRE)で1.6を超えると慢性腎炎と診断します。
腎臓の健康サポートは、治療前の腎臓の数値が、クレアチニン4までの慢性腎不全の愛犬のために作られた腎臓療法食です。腎臓の負担を減らせるよう、タンパク質、ナトリウム、リンの低減をしています。
また、少ない蛋白質量でも体を十分に維持していけるように、とても良質な肉類を使用し、さらにその肉の消化吸収を助けるために米麹による熟成をおこなっております。
このことにより腎臓にダメージのある大切な愛犬の健康が維持しやすくなるよう最大の配慮を行っています。
実際に、食事により体内の老廃物が適切にコントロールできるようになることは多く、愛犬の身体が弱っているときは、特に食事への配慮を心がけていただきたいと思っています。
慢性腎炎は、腎不全に至る手前の段階であることが多く、腎臓が炎症を起こしている段階だと考えるといいでしょう。その腎炎が起きてそれが酷くなってダメージが進んでいくと、ろ過能力が低下し腎不全へと移行していきます。
そして、腎炎が起きて腎臓の75%以上が破壊されたらクレアチニンの数値が上がって、腎不全と診断されます。腎炎は、腎臓のネフロンの破壊が進んでいる状態です。
急性の腎炎は、毒物の誤飲などが多いと思います。
特に多いのは殺鼠剤、不凍液、保冷剤、除草剤などにより中毒です。
急性腎不全は、何らかの原因(毒物の誤飲等)により腎機能が急激に低下しその結果、体の内部環境の維持ができなくなった状態です。症状としては、尿が出なくなったり、体内に毒素により嘔吐が続きます。
原因としては、自動車のラジエーターに入れる不凍液(エチレングリコールという成分で、炭化水素という種類の化学成分に分類されます。犬猫にとっては甘いため事故が起きやすい。)を舐めたり、農薬の誤飲などによる中毒があります。
グリコール類である炭化水素には、犬や猫に有害性などの性質があります。
犬のおやつに弾力を持たせ触感をよくする為に使用されているプロピレングリコールがあります。これは比較的安全な素材として使われるケースが多々ありますが、犬がグリコール系の解毒が弱いという性質があることから、念のため控えた方がよいでしょう。
不凍液の他には、関節が痛そうだからと言って人間用の痛み止めをあげてしまって、急性腎不全になる子もいます。特に人間用のお薬で使用されている鎮痛剤のイブプロフェンは、5キロの犬の場合、4錠で深刻な腎臓障害がでるという報告があります。
犬の代謝と人間の代謝が違うので、人間には毒性がなくても愛犬に毒性がでる薬は多いので注意が必要です。
また殺鼠剤、除草剤(パラコート)やゴキブリ・アリ駆除剤(ホウ酸)なども腎臓に大きなダメージを与えます。殺鼠剤(カルシフェロール含有殺鼠剤)を食べたねずみを犬が誤食してしまうことで急性腎不全になる子がいます。
急性の場合は、それらの毒物を飲み込んでしまったケースも多いので、毒になるようなものは、犬のいる場所におかない、近づけないように気をつけましょう。
慢性腎不全は、様々な原因により徐々に腎臓の働きが低下していく状態をいいます。
症状としては、腎臓のダメージが2/3を超えるまでは、飼い主が気づく症状がほとんどありません。病院の血液検査でも見つけることが難しい病気です。
50年くらい前には「レプトスピラ症」という感染症により慢性腎不全になる犬がいましたが、最近はあまりいません。
様々な動物の中でも、犬と猫は腎臓が悪くなる確率が高いといわれています。
しかしその原因は不明といわれています。
クマやキリンやネズミ等を見ていても、最後に腎不全で亡くなるケースはそれほど多くありません。
その一方で、人が飼育する犬や猫の腎疾患は10%くらいとかなり高いといわれています。
この発症率の高さの理由を考えた場合、遺伝的な要素に加え、粗悪なペットフードが関係しているのではないかと考えられるケースもあります。(例:メラミンを含んだフードで欧米などでは大きな問題となりました)。また、一説によるとペットフードの普及と共に慢性腎不全の発症が増加したと因果関係を疑っている獣医師もいます。
そのためドックフードを作る時に、新鮮な肉類を使わなければならない理由は、鮮度が落ちた肉類に悪玉菌などが肉類に増殖すると、それを高温で殺菌しても細菌の毒(エンドトキシン)が腎臓などにダメージを与える可能性です。
この毒素(エンドトキシン)は加熱しても無毒化しません。その為ドックフードに質の悪いタンパク系原料を使用している恐れのあるものは犬にとって好ましくないといえるでしょう。
質の悪い原料をドッグフードに使用した場合、ドックフードは匂いが臭くなります。そのようなドックフードは腎臓ケアを考えた場合、できるだけ避けられたほうがいいでしょう。
愛犬の今起こっているトラブルの悪化を防ぐには、一般では問題のないドッグフードの原料の質をさらに良質に改良する必要があります。そこでドッグフードで一般に使用される「レンタリング」という高温高圧で処理された肉は使用しないという改善方法が考えらえます。
腎臓の健康サポートでは、レンダリングされた肉は一切使用していません。そのことにより愛犬にさらに良質の食事を提供することができると考えています。
また、腎臓疾患に配慮したフードは、一般的にタンパク質を極力低減させる傾向で作られています。
デイリースタイル腎臓の健康サポートは、クレアチニン4までの腎臓病の愛犬に絞ることで、末期の腎不全に至る前に、腎臓をその状況でできるだけ維持できるよう努力しています。
過去の経験からクレアチニン4までの腎臓病は、食事をより良質なものに変えることで、維持できるケースをたびたびみてきたからです。この数値以下に保つことで、ながく普通の生活を維持できたもいます。そのことから、デイリースタイル腎臓の健康サポートは、末期に至る前の腎臓疾患を患う愛犬を守るために作り上げました。
これによりクレアチニン4以上の愛犬が、1台に下がり普通の生活を送れるようになった愛犬もいます。
ここで考慮したことは、ドッグフードの中の蛋白質を少なくしすぎることで、腎臓以外の臓器や体全体が弱ってしまうことを防ぐという視点です。一方で 多すぎるタンパク質や消化の悪いたんぱく質は大腸の中で有害物質の発生により腎臓への負担が増してしまいます。
このことから、さらに愛犬の腎臓を維持しやすくするフードとは、出来るだけ新鮮なお肉を使用し吸収しやすいタイプのタンパク質をとし、消化に負担のかかりにくい(高温で加工しない)タンパク質を使用しないという工夫が役立つと思います。
いまより腎臓を守りやすくするためには、毎日食べるドックフードに特に注意を払うことが必要と思います。
たとえば、犬の祖先であるオオカミは生の肉を食べており、犬が人と生活をしてからも現代のような高温・高圧で調理された肉や穀類は食べていなかったことから、必要以上の高温と高圧を加えない調理法が愛犬にとりより良いのではと考えます。
そのため、腎臓の健康サポートでは、100℃以下でフードを製造しています。これはたいへんにドッグフードの製造としては時間がかかる方法ですが、あえてより良いフードを作るため手間のかかる調理法を選択しています。
また、オオカミは寒冷地の動物ですので、それを祖先とする犬も、酸化した油脂を摂取した歴史を持たず、酸化油脂に弱い可能性があります。
そのため愛犬の腎臓の健康を守るドッグフードには、酸化した油の匂いのしないものを選んで欲しいと望んでいます。
1日、1匹あたりの給与量の目安(このフードと水だけを与える場合)
以下の量を1日の食事回数に分けてお与えください。
原材料 | 鹿肉(生)、牛肉(国産)、焙煎玄米、小麦、動物性油脂、ココナッツ油、大豆、クマザサ(天然)、酵母、麹、海藻、ミネラル類(カルシウム、カリウム、クロール、ナトリウム、亜鉛)、アミノ酸類(L-メチオニン)、ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、C、E、D、パントテン酸Ca、ナイアシン、葉酸) |
粗蛋白 | 18%以上 |
粗繊維 | 1%以下 |
水分 | 10.5%以下 |
粗脂肪 | 12%以上 |
粗灰分 | 9%以下 |
リン | 114mg/100kcal中 |
エネルギー | 400kcal/100g |
初代のチワワの子が、食欲が少なく、吐くことが多かったので、ネットで見つけたこちらのドッグフードをあげた所、17才まで元気に過し、眠る様に天国に行きました。
今の子チワワ(2才)も、子犬の時から、こちらのドッグフードをあげています。
1才半の時、腎臓の健康サポートを(数値が少し高かったので)まぜて食べさせています。
今は元気いっぱい、よく遊び、よく走り、眠り、すくすくと育って居ります。
本当に感謝しております。
ずっといろいろな療法食を食べさせてきました。年を重ね、カリカリが食べにくそうなのもあり、また元から好き嫌いがはっきりしていたので、食は細くなり、やせていきました。
目も耳も悪くなり、歩くのもヨタヨタですが、こちらのドッグフードを前にすると、みえないはずの目をランランとさせ、大喜びで食べます。
腎臓の健康サポートは、食欲があり、クレアチニン(CRE)が4.2以下の中期までの腎臓病の食事療法食となります。
腎臓の健康をできるだけ維持できるよう、リンやたんぱく質を少なくし腎臓への負担を少なく設計したのが腎臓の健康サポートです。
腸内の余分な窒素有害物質を吸着できるよう米糠を焙煎したものを配合しています。
タンパク質には、5日間4℃で肉を柔らかくし、さらにそれを30時間煮込んだものを使用しています。
このことにより、少ない量のタンパク質でも吸収性を高めるよう製造しています。
やや専門的な話しとなりますが、腎臓病(慢性腎臓病)は病気の進行段階をまでの4段階(1~4)に分けます。
<犬のIRIS病期分類>
クレアチニン (CRE)㎎/dl |
病状 (腎性高窒素血症) |
SDMAμg/dl (参考) |
1.4未満 | (症状なし) |
クレアチニン (CRE)㎎/dl |
病状 (腎性高窒素血症) |
SDMAμg/dl (参考) |
1.4~2.0 | 軽度 (初期) |
14超~ (持続的に) |
クレアチニン (CRE)㎎/dl |
病状 (腎性高窒素血症) |
SDMAμg/dl (参考) |
2.1~5.0 | 中度 (中期) |
25以上~ |
クレアチニン (CRE)㎎/dl |
病状 (腎性高窒素血症) |
SDMAμg/dl (参考) |
5.0超 | 重度 (後期) |
45以上~ |
※IRIS(International Renal Interest Society)
国際的な腎臓疾患の段階はクレアチニン(CRE)を最も重視いたします。実際に愛犬で問題になるのはクレアニチンが1.4㎎/ld以上の軽度・中度・重度の腎不全です。
こちらのフードは初期~中期(中度)の腎不全までの愛犬用の療法食として作っております。具体的には食欲があり、クレアニチン(Cre)4.2㎎/dl以下までの中期の中盤までの慢性腎臓病用の療法食です。
近年の腎臓の研究では、腎不全にとってリンの低減した食事が最も重要といわれております。
これは普通食(リン1.4%)での生存率が33%と比べ、リン低減食(リン0.44%)では生存率75%と著しく高まることが報告されていることなどから、近年はリンのコントロールが重視されてきています。(Brown et, Journal of the American Society of Nephrology 1991:1:1169-1179など)
そのため、こちらの療法食はリンのコントロールを重視して、リンの含有量は0.44%前後としております。
なお、こちらのフードは中期(食欲がありクレアチニンが4.2以下)までということもあり、ナトリウムに関しましては、現在は若干の低減レベルでの調整程度です。
これはナトリウム低減が食欲の低下を起こしてしまう問題も多いためでもありますが、それ以上に、慢性腎臓病の動物は食事中のナトリウム量が高くても、極端に低い食事にも適していない場合があるためです。
専門的には、不可避的ナトリウム喪失という尿へナトリウムが流れ出して止められない場合があることが知られており、そのような愛犬には急に低ナトリウム食に変更すると細胞外液量の著しい減少を招く危険があるため、食事中のナトリウム量は徐々に低下させる配慮の設計をこちらの療法食ではしているためです。
かかりつけの動物病院の検査でリンのほかに、ナトリウム、カリウム量なども考慮され判断がされますので、かかりつけの動物病院よりナトリウム、カリウムの食事等の指導がある場合にはその治療内容に従ってください。
腎臓の健康サポートは、初期~中期の慢性腎不全・腎機能障害(腎臓病)用フードです。
初期~中期までの腎不全とは、「食欲があり」、かつ、「クレアチニン(CRE)の数値が4.2mg/dl以下」までの慢性腎臓病となります(当社基準)。
※ご注意:末期の腎不全や重度の腎臓障害など、すでに他社フードが体調不良で「食欲廃絶(お食事が食べられない)」または「クレアチニン4.2mg/dlを超えている」のワンちゃんには適しておりません。
腎臓の健康サポートの1日あたりの給与量は体重1kgに対して7g(状況に応じて7g~15gの範囲で)となっています。多くの市販のドッグフードと比べ少ない量でも栄養を補えるように作っていますので与えすぎないようにお気を付けください。
「腎臓の健康サポートは、初期~中期の慢性腎不全・腎機能障害(腎臓病)用フードです。」 ※初期~中期までの腎不全とは、「食欲があり」、かつ、「クレアチニン(CRE)の数値が4.2mg/dl以下」までの慢性腎臓病となります(当社基準)。 ご注意:末期の腎不全や重度の腎臓障害など、すでに他社フードが体調不良で「食欲廃絶(お食事が食べられない)」または「クレアチニン4.2mg/dlを超えている」のワンちゃんには適しておりません。 |
1回あたりにお届けするご注文内容 |
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商品名 |
犬用療法食 腎臓の健康サポート 1kg入り |
価格 |
定価:5,100円(税込5,610円) 【定期購入】12%OFF 1袋:4,480円(税込4,928円) |
数量 |
\3袋以上で送料無料/ |
通常購入 |
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商品名 |
犬用療法食 腎臓の健康サポート 1kg入り |
価格 |
1袋:5,100円 (税込5,610円) |
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\2袋以上で送料無料/ |
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